2013.01.22 Tuesday 15:50

太陽光発電の訪問販売ーおいしそうな話ー

 118日に太陽光発電の訪問販売を受けた。前の週に電話で自己負担のない太陽光発電が出来るので訪問したいという電話がRCエンターテイメントという会社からあった。当日契約はしないが説明だけなら良いですよと言うことで1時間程度という話でお受けした。
18()の10時前に身なりのきちんとした訪問販売の若いといっても30代の男性が来た。

まず、屋根での発電がどの程度出来るかを見ると言うことで家を一周し,のせられるパネル数などを調べた。次いで、部屋で説明を受けた。私が思っていたことは,いわゆる屋根貸しということで、会社がシステムを設置し,売電部分はすべて会社が取り、太陽光発電した分の家での使用料がこちらの利益になるという話かと思っていたがすぐにそうではないことが分かった。

セイルスの男性は、まず太陽光発電のメリットとデメリットについて説明をはじめた。これに約1時間が費やされた。次に,我が家の場合約20枚のパネルが載せられるとの説明を受けた。これにより発電した分で利益が出るかでないかは,家での電気使用量によって変わってくるので,我が家での使用状況についての詳しい説明が求められた。我が家では68千円/月程度の電気料金なので,節電は進んでいる方との評価を受けた。今回の自己負担のない太陽光発電の仕組みが出来るのは,自然エネルギーにより発電した電気を電力会社が全量買い上げなくてはならない仕組みになり,さらに買い取り価格が約倍に上がった事によるとの説明の後、我が家での発電量,売電量及び売電収入がどの程度になるか説明を受けた。

発電量と経費を出すためには,各メーカが作っている太陽光パネルの性能と価格を知らなければならないと言うことで,太陽光パネルについての説明を受けた。太陽光発電では多結晶タイプと単結晶タイプがあり,シャープや京セラは多結晶タイプ、パナソニック、東芝、サンテックは単結晶タイプで,価格は定価で多結晶タイプが12万円程度、発電能力が190w程度、単結晶タイプが17万円程度で230-255w程度の発電能力とのことである。ここでどのメーカーのものを選ぶか聞いてきた。サンテックは保証期間が25年と長く,日本のメーカのものは10年と短いので,サンテックがおすすめという感じで,サンテックで計算してもらう。計算に当たっては日照時間が重要であり,雨の日は発電能力が落ちるので計算に入れず、また冬と夏では日照時間が異なるので冬の値をベースに計算すること、曇りの日は晴れの日の半分の値を入れることなどを前提として、パネル20枚、5.1kwシステムでの発電量を計算する。9799kwh/年の数字が出る。これに、発電ロスとして36%をかけ6369kwh/年という数字が得られる。月平均に直すと530kw/月になる。さらに昼間家で使う分は販売できないので,家で使う分として月の電気用金を8500円年、その18%分を昼間の使用料として差し引く。東電から買う値段は29円/kwなので,昼間の使用料は59kw/月と計算し、530kwから引くと471kw/月が売れる電気量となり、これに売電価格42円をかけると21493円となる。最低でもこの程度は売れるので夏では日照時間が長くなり3万円程度売れるだろうとの話になる。ここまでで,2時間以上の時間が過ぎる。ここまでの話は、時間が長すぎるがフムフムと納得して聞いていた。次に,15年間契約で売れた電気料金からいくらを返せばよいかとの話に移る。20,200/月という数字が瞬時に出てくる。この辺からちょっと速すぎる印象を受ける。

続いて太陽光発電設置工事の費用の説明を受ける。商品と工事内容の説明を受け、割引料を入れて約300万円という金額が示される。20,200円ずつ15年返すと約360万円程度の金になることから,こんな数字かなと思う。さてこれで説明を聞き終わったので終わりにしようと思い、こちらで検討の上ご返事しますとの話になったが、ここからが訪問販売の訪問販売たるところである。工事に入る前に下見が必要であり,そこで詳細を決めて契約することになるが,事前に下見の日取りを決めて欲しいという。女房の都合なども含め131日なら良いという話になる。すると、今度は工事見積もりを書き直すと言い、新たに工事内容を書き改める。そして説明でクーリングオフは今日を含めて8日です,という。オイオイマテヨ、今日は契約しないと言っているのにこれはなんだ!

集中工事というシステムを使っているのでお得な話が出来るので,今日申し込まなければこの話は無いことになる、という。こちらは,事前に電話でも言ってあるように,今日契約することは無い,それでダメなら無かった話にしましょうと言うことで,かなり粘られたが,話は終了し,お引き取り頂く。はじめから,当日契約が目的であることが判明。

4時間を越える長いつきあいをした。せっかくつきあったので,この話には裏があるに違いないと思い、考えて見た。本当においしい話かどうか?

簡単に整理すると“RCエンターテイメント”という会社は約300万円で工事を請け負い,ローンを組んで、ローンはローン会社でやってもらう。会社側から見ると,作った後のメンテナンスもしないとのことであるので,工事が終われば300万の工事の金額をローン会社から受け取り,次のお客を狙う,という話になる。ローンの金利は2.6%とのことである。我々から見て、冷静に考えればれば5.1kwhの太陽光発電システムの工事が300万円で安いのか高いのか、2.6%のローンを組むのが得か損かを判断しなければならない。しかし、この訪問販売ではその隙を与えないように,自己負担なしで太陽光発電システムが設置できる,こんなおいしい話は無いと,おいしそうな話に3時間ぐらいの時間をかけ、頭をもうろうとさせて,契約に持ち込む作戦である。ちなみにサンテックの太陽光発電システムの経費をインターネットで調べると,40万円/kwh程度の金額が出ており,今回提示された5.1kwh,300万円は大体60万円/kwhになるので,かなり高額な工事になる事が分かる。せっかく勉強したのでブログに載せることにする。

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