今年も梨は順調に生育しております。
しばらくブログの更新を怠っておりましたが、梨園の近況をお知らせします。
4月からインターネット担当の守弘は週3日ですが勤め始め、忙しさが増大し、ブログ更新も怠っております。茨城県の霞ヶ浦環境科学センターが勤め先ですが、丘の上にあり展望台からは霞ヶ浦が一望でき、眼前に広大なハス田が見渡せるすてきなところです。展示施設や図書施設もあり、是非ご来館下さい。
昨年12月から西村君という若手が梨作りに参加してくれております。現在の関心はライブコンサートにあり、CDも500円で販売しています。the Lake Wound というグループで癒し系の音楽です。8月9日に柏でコンサートの予定だそうです。
下田惇さんは80歳になりましたが、元気に梨畑で活躍しております。4月に歌集「梨の花」を出版し、お陰様で、地元の常陽新聞、茨城新聞に取りあげられ、さらに東京新聞でも紹介されて好評をいただいております。梨作りの苦労と喜びが詰まった歌集ですが、亡くなった頼子さんの短歌も含まれており、良い歌集が出来たと喜んでおります。
下田博さんは83歳になりましたが、梨作りはすべてその双肩にかかっています。毎年梅雨明けと共に梨畑でスプリンクラーを夜中回し、おいしい梨作りに励んでおりましたが、夜中に何度も重たいホースを引きずりながらの作業で、梨園の自動散水装置を作ることが長年の夢でした。今年は惇さんの弟の久保田祐二さんの設計で散水装置の設置に挑戦しました。32個のスプリンクラーを等間隔で梨園に立て、電磁弁とコントローラで散水時間をコントロール出来る仕組みです。メイン配管を塩ビパイプで通し、そこからホースで各スプリンクラーに繋ぐという方式です。はじめにメイン配管を溝を掘って埋設する方法で作ったのですが、消毒用の重い車両が上を横切ることで、配管がいたるところで外れ、結局メイン配管も梨棚の上を通すことになり、大変な作業となりましたが7月はじめにどうにか完成し、梅雨明けに間に合って現在作動中です。この設置作業には奈良から定期的に手伝いに来てくれている大原実さん(博さんの従兄弟)と、神立から手伝いに来てくれる棟方さん、それに守弘と西村君が参加しました。
実さんは82歳ですが、とてもその年には見えず元気です。道路を挟んで竹林があり、その向こうに小学校が出来たので、竹林の管理が求められています。これまで竹林まではなかなか手が回らなかったのですが今年は実さんと棟方さんとでだいぶきれいにしてもらいました。
伸子はハンドベル、リコーダー、篠笛などのレッスンの合間に梨の手入れをしております。龍笛を松江で習い始め、松江のお祭りにも参加させてもらっていましたが、こちらに戻ってからはその機会も少なく、篠笛を習い始めています。先生から上手だとほめられたと言っております。
昨年は、天候不順で黒星病が多く発生し、隣の栗畑から栗毛虫が大量に押し寄せ、また梅雨明けと共に大量のカメムシに襲われrなどいろいろ大変でしたが、今年は今のところ栗毛虫やカメムシの来襲もなく梨は順調に生育しております。お盆前後には幸水が出荷できるものと楽しみにしております。老人部隊と若者1人で頑張っておりますので、よろしくお願いいたします。